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こんにちわ。岩下モータースの望月です。
こちらのブログでは、お客様のお車のお悩みや
チョットした疑問を、日々の作業の中で解決が
出来る様にブログを公開しています。
必ず解決できると思うので是非参考にしてみて
ください。
■■■■■■■■症 状■■■■■■■■■■
スズキDA64系のエブリィのオーバーヒート
の修理を紹介していきたいと思います。
お客様から最近ボンネットの下からクーラント
が垂れてくるとのことで、入庫しました。
あー。ラジエターのどこからかクーラントが漏っ
ているんだろうなぁ~。お客様と共通な認識を
していました。
結論からいいますと、サブタンクからのオーバー
フローでした。この現象はスズキあるあるなんで
すがΣ(゚Д゚)エンジン上部にサーモキャップがつい
ていて、そのサーモキャップが経年劣化でキャッ
プ内のパッキンが固着してしまう現象です。
固着してしまうと、冷却水の逃げ場がなくなり
サブタンクにリターンして、溢れ出します。こう
なると冷却水は減る一方で、結果オーバーヒート
を引き起こします。
それでは作業工程を紹介していきたいと思います
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サーモキャップはエンジン上部にあるためまず
は両サイドのシートの真ん中にあるコンソール
ケースを外します。
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シートを上げたら、赤○の部分に二ヶ所(左右
で四ヶ所)のクリップを外します。ツメを押し
込めば簡単に外せます。
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次にジュースホルダーを外します。意外と固い
ので内張り剝がしでこじて下さい。そうすると
赤○の部分にビスがあるので外します。
これでコンソールは外れます。
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コンソールが外れたら、赤○の部分の8ミリの
ボルト4本を外します。
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赤矢印方向にずらしますね~
いよいよサーモキャップとご対面です(笑)
因みに黄色矢印方向がフロント側です。
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赤○の部分はサーモハウジングケースの10
ミリボルト。黄色〇の部分はウォーターライン
です。四ヶ所を外せば作業も中盤ですねぇ~。
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こんな感じです。赤○の部分はエアー抜きの
ボルトになります。あとで説明するので覚えて
おいて下さい。
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本来ならキャップ交換でよいのですが、走行
距離も十万オーバーΣ(゚Д゚)安全のためにもサー
モスタットとハウジングケースもセットで交換
しておきます。8000円くらいですかね。
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組付けたら赤矢印のラジエターキャップにクー
ラントを補充していきます。その時に先ほどの
エアー抜きボルトを緩めておき、クーラントが
気泡の混ざった状態でなくなるまで確認出来た
らエアー抜きボルトを締めます。
さらに黄色矢印もエアー抜きなので先ほどと
同様に作業します。
間違えてほしくないのは、エアー抜きはエンジン
側、ボンネット側の順に行って下さい。
あとはエンジンをかけて電動ファンがまわるまで
かけ続けます。電動ファンが回ったら、エンジン
を停止して、エンジンが完全に冷えるまで少し
休憩ですねぇ~( ´∀` )
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休憩も終わり(笑)ラジエターキャップから
再度クーラントを注入して(たぶん少ししか入
りません)赤矢印のサブタンクに既定の量の
クーラントを入れて残りの組付けと漏れの点検
をしたら作業終了となります。
■■■■■■■■まとめ■■■■■■■■■■
スズキ車でオーバーフローと言えばほぼ一択な
ので覚えといて下さい。しかし何故あそこに
キャップを付けたのか?謎は深まるばかりです
・・・なんてね(^▽^)/
▼▼▼▼▼▼▼▼参 考▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
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スズキのオーバーフローの別の記事でも紹介し
ています。是非参考にしてみてください。
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