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こんにちわ。岩下モータースの望月です。
こちらのブログでは、お客様のお車のお悩みや
チョットした疑問を、日々の作業の中で解決が
出来る様に、質の高い記事をブログにて公開
しています。
必ず解決できると思うので、是非参考にしてみ
てください。
ここで少し岩下モータースについてご案内をさ
せて頂きます。
岩下モータース
■■■■■■■■症 状■■■■■■■■■■
今回はカローラルミオンのエンストとアイドリ
ング不調の修理方法を紹介していきます。
お客様から最近になって急にエンストや信号待
ちでエンジンがガタガタいうようになってきた
とのことで入庫しました。話を聞いた時には
クランク角センサー辺りかなと思っていました
が・・・・・・・・・・・予想は外れました。
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まずはコンピューター診断をしていきますね。
アイドル不安定は理解できましたが、リーン
異常のエラーを拾っています。よくリーン異常
だとO2センサーを疑いたくなりますが、アイ
ドリング異常のエラーを拾っているので、O2
センサーではなさそうです。なぜならエンスト
はしないからです。
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まずはエアークリーナーケースについている
エアフロセンサーの交換とスロットルボディー
を診断していきます。エアフロセンサーとは
エンジンの吸入空気量を測定していて、適正な
燃料を供給してくれます。エアフロセンサーの
単体点検方法はここでは説明しきれないので
自身のブログに公開してあるので、是非参考に
してみてください。
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単体点検でエアフロセンサーが故障しているこ
とがわかりました。赤枠の部分のエアークリー
ナーケース、ダクトを外していきます。ついで
にスロットルボディーも清掃していきたいと思
います。14万キロの間一度も清掃したことも
ないので、さぞかし汚れていると思います。
ここではスロットルボディーの説明をしていき
たいと思います。少し車に詳しい人ならわかる
と思いますが、昔でいうキャブレターの役目を
スロットルボディーがしています。キャブレタ
ーは機械的でしたが、スロットルボディーは
電子制御式で、スロットルセンサーが導入され
たことでエアフロセンサーと同様にアイドリン
グを制御しています。なのでアイドリング不良
といったら、エアフロセンサーや、スロットル
ボディーなどを疑うことも考えてよいと思いま
す。
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スロットルボディーを外していきます。まずは
赤○の冷却水のホースを外していきますね。
意外と冷却水が漏れるので、車の下にバケツを
置いておくほうがいいと思います。
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次に赤○の8ミリのボルトを4本外します。
青○のカプラーも外します。ツメが割れやすい
ので注意してください。
次の画像で分かると思いますが、スロットル側
の表面はいたってキレイですね。ここだけを
見たら大変な思いをして脱着して清掃なんてし
なくていいと思いますよね?
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案の定こんな感じでカーボンがかなり付着して
います。この汚れをとらない限りいくらエアフ
ロセンサーを変えてもアイドル不調は改善され
ません。何故なら I S C Vが電子制御化された
ことによりアイドリングもスロットルボディー
で制御されているからです。難しい話かもしれ
ませんがスロットルボディーの汚れとアイドリ
ングは大きく直結しているといえます。
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スロットルボディをキレイにしていきたいと
思います。使用するのは綿棒とエンジンコンデ
ィショナーとキレイなウエスです。出来れば
エンジンコンディショナーよりもスロットル
クリーナーのほうがいいと思います。
あまりコンディショナーをかけすぎない様に
注意が必要です。あまりかけすぎるとスロット
ルポジションセンサーの中にコンディショナー
が入ってしまい、スロットルポジションセンサ
ー自体を壊してしまう恐れがあるからです。
あとは赤矢印の部分はカーボンが溜まりやすく
蓋に隙間を作ってしまうため、必ずキレイに
してください。
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エアフロセンサーの交換です。今回は中古部品
での対応です。トヨタヴェルファイアーのエア
フロセンサーを使用しました。もちろん品番も
同じものです。意外と知られていませんがデン
ソーメーカーはいろいろ流用していることが多
く、時には他社メーカーでも部品は合致する
ことがあります。
余談でしたね。このエアフロセンサーにはOリ
ングが着いています。今回は中古部品なので
機密性を保つためにもパッキンボンドを少し
塗っておくことをオススメします。
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スロットルボディーとエアフロセンサーが装着
出来たら、アイドリングの自己学習を行うので
黄色矢印の20アンペアーヒューズ(メイン)
と赤矢印の10アンペアーヒューズ(ETC
S)の2つを抜いておき10分間程度待ちます
そうすることでコンピューターはリセットされ
初期設定に戻ります。
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ヒューズを抜いている間にスロットルボディー
を外した時にこぼれたクーラントも補充してお
きます。私の場合は1リットルくらいこぼれた
ので補充しました。
ここで余談になってしまいますが、クーラント
(冷却水)の色について話たいと思います。
クーラントにも色がありまして、ピンク、グリ
ーン、ブルーなどがあります。各メーカーで
色分けしているみたいですが同色を使用して
下さい。いろいろ調べた結果やメーカーにも
聞いたところ、混入すると精度が落ちると聞き
ました。やはり純正色で統一した方が良いとい
えると思います。精度とはクーラントの金属や
プラスチック製品の痛みを和らげる効果が期待
されるからです。余談でした!
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10分程度たったら、ヒューズをさします。
そうしたらブレーキを踏まない状態でプッシュ
スイッチを2回押し(ON状態)5秒間待ちま
す。そしたらプッシュスイッチをOFFにます
この作業を3回繰り返すことでスロットル全閉
学習が実行されます。
さらにエンジンをかけてアイドリング状態で
およそ15分間。これでだんだんアイドリング
も落ち着くことでしょう。
最後に完全暖気後にエンジンが冷えたら再度
冷却水の確認をします。試運転を行い異常が
なければ作業終了となります。アイドリング
が不安定な場合は、ヒューズを抜くところか
らやり直してください。
■■■■■■■■まとめ■■■■■■■■■■
いかがでしたでしょうか?スロットルボディ
を清掃や交換した場合にはどの車にも初期
学習が必要になります。是非参考にしてみて
ください。
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岩下モータースでは静岡市から富士市エリア
を中心に、お客様の大切なお車を地域に45年
間お守りしております。
お車のチョットした疑問などを解決できる様に
日々心がけております。
また修理の見積もりのご依頼も承っております
ので静岡市清水区の岩下モータースにお気軽に
お問い合わせください。
修理情報も盛りだくさん掲載してあります!!
岩下モータースにGO~
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